荻野目洋子さん、佐倉親善大使に就任!任命式インタビューで語った「佐倉の魅力」更新日:2018年06月08日

小中学校時代を佐倉市で過ごした、歌手の荻野目洋子さん。漫画家のモンキー・パンチさん、画家の高橋真琴さん、トライアスロン選手の佐藤優香さんとともに、佐倉の魅力をさまざまなシーンで発信する佐倉親善大使に就任! 4月15日に開催された任命式では、佐倉で過ごした日々を振り返り、その魅力を語っていただきました。

自然豊かな場所だからこそ培われた、好奇心や発想力

ーー佐倉の魅力とは?

荻野目:私は小学校高学年から中学校まで、多感な時期を佐倉で過ごしました。都会ではなく、自然が豊かな場所だからこそ、感性が磨かれたと思います。「何もないところから何を創造できるか?」を考える力が身につきましたし、運動もたくさんできました。

中学時代、私は卓球部だったのですが、近くの野球部の部室にフクロウが飛んできたことがありました。映画や絵本でしか見たことがない生きものに、こんなに身近に接することができるんだ!とワクワクしたことをはっきりと覚えています。

都会にいると決まりきったルールにとらわれてしまいがちですが、自然豊かな環境で育ったおかげで、未知のものに対する好奇心や発想力が培われました。今、仕事をする中でも、いろんな方と話したりいろんな環境に行ったりすることで自分に何ができるかを考える習慣がついています。

今は仕事の都合で都心に住んでいますが、佐倉は今でも私の大好きな街。佐倉の魅力を知って、新たに住まわれる方が増えるといいなと思っています。

――佐倉でお気に入りの場所はありますか?

荻野目:小学生の頃は「佐倉草ぶえの丘」によく行きました。あとは、母校の佐倉中学校のまわりが佐倉城跡なので自然の中でマラソンをしたり、印旛沼で釣りをしたり。

大人になってから何度か足を運んだのは「DIC川村記念美術館」。庭園がきれいで大好きなんです。「佐倉チューリップフェスタ」にも子どもを連れて訪れたことがあります。春はたくさんのチューリップを間近に見られて、他の季節にはひまわりやコスモスなどが楽しめる素敵な場所。今日も帰りに寄りたいと思っています。

佐倉親善大使として、音楽のフィールドを超えた活動をしたい

――小中学校時代はどんな子どもでしたか?

荻野目:人見知りで、特にとりえのない子どもでした。でも歌うときだけは人前でも思いきってできたので、その頃から「私には歌しかない!」と思っていましたね。

佐倉に住んでいた頃の友達や学校の先生とは今でも交流があって、ライブにも駆けつけてくれます。小学5~6年のときの担任の先生は、本の読み聞かせがとても上手で、それがきっかけで私も本好きに。親になった今は、PTAの図書ボランティアとして子どもたちに読み聞かせをしています。

――2018年度からの佐倉市シティプロモーション ブランドメッセージは「佐倉で才能が開花する」ですが、才能を開花させる秘訣やアドバイスはありますか?

荻野目:自分を信じること。私は三度の食事よりも音楽が好きで、今でも初心を忘れずに「もっとうまくなりたい」という一心で練習を重ねています。今の私があるのは、それをシンプルに続けてきたから。

私のレコードデビューのきっかけは、小学生のときに出ていた素人の歌番組。それを見ていた事務所の社長が佐倉まで会いにきてくれたんです。中学にあがってからは学校を休みたくなくて一旦仕事を辞めたのですが、歌が好きという気持ちを抑えられず、社長に「やっぱり歌手をやりたいです!」と相談して活動を再開。私がこの道を突き進めたのは、歌が何よりも好きだと思えたからこそですし、「そう思えることを見つけなさい」と子どもにもよく伝えています。

――最後に、親善大使としての今後の目標を教えてください。

私は昨年、「ダンシング・ヒーロー」という楽曲でバブリーダンスとともに多くの方に注目していただきました。そのおかげでさまざまなテレビやイベントに出演させていただく機会が増えたので、SNSはもちろんそういった場でも佐倉の魅力をどんどん発信していきたいと思います。

今日は親善大使のみなさんといろんなお話ができたので、アートやスポーツと音楽のコラボ企画があれば積極的に参加したいです。また、虫好きを活かして佐倉ならではの虫取りイベントを行なったり、母親として親子向けイベントに出演したり、音楽のフィールドを超えた活動をしていけたらと思っています。